報酬改定にむけたデイサービスの 「入浴介助加算」について

お知らせコラム

令和3年度の報酬改定では、入浴サービスの質を更に高める施策を講じるということで「入浴介助加算」の見直しが検討されています。本ページでは、その内容について一部抜粋して記載しています。

1 現在の入浴介助加算

単位数:50単位/日

算定要件:
入浴中の利用者の観察を含む介助を行う場合について算定されます。“観察”とは、利用者の自立生活支援や日常生活動作能力などの向上のための「見守り的援助」であり、極力利用者自身の力で入浴できるように必要に応じて介助、転倒予防のための声掛け、気分の確認等を行うことです。


2 加算の新設検討(検討されている内容)

目的:
利用者がそれぞれの住まいでなるべく自立してお風呂に入れるようにする観点から、質の高い個別の入浴介助を行うよう促すため。


要件:
リハビリテーション専門職(医師・理学療法士・作業療法士)らが利用者宅を訪ねて、浴室の環境を確認し、それを踏まえた“個別入浴計画”を多職種で作成し、計画に基づき個別の入浴介助を行うこと。
※浴室環境の確認で利用者宅を訪問するリハビリテーション専門職について、外部の事業所との連携によって確保することも認め、自立した入浴が難しい浴室環境の場合は、ケアマネ等と連携して環境整備を図ることを求めていく方向で検討されています。

専門職の計画と連携が必要とされています。

3 加算改定の背景

入浴介助加算を算定している事業所の割合は、通所介護94.5%、地域密着型通所介護77.8%となっています。入浴介助加算の現状より事業所によってサービスの違いが生じています。そこで、今後自宅での自立を目指した個浴を中心にして評価していく形や現行の入浴介助加算の単位数は維持して要件を増やす、または基本報酬に包括するということが進められています。現行の入浴介助加算に加え、新たな加算を創設する方向で検討されています。新たな加算の取り組みを事業所へ促す観点から、ベースとなる現行の入浴介助加算の単位数を引き下げるという案も出ております。

自立支援と個別性を重要視する内容となります。

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