個別機能訓練加算と利益の関係

コラム


デイサービス事業の利益増加のためには、加算の取得が有効!

デイサービス事業の全国平均利益率は3.3%(2018年度決算注1)と低い状況にあり、今後ますます基本報酬は下がることが予想されています。

このような状況の中で、デイサービス事業の利益を増やすために、加算を取得していくことが有効な方法の一つとなります。

ベストリハの個別機能訓練加算Ⅰの算定率は81%(全国平均算定率は18.7%)、個別機能訓練加算Ⅱの算定率は82%(全国平均算定率は24.9%)となっており、高い利益率を確保しています。

注1 デイサービス事業の全国平均利益率である3.3%(2018年度決算)の数字は、「第30回社会保障審議会介護給付費分科会介護事業経営調査委員会」の資料より引用。

シミュレーションでは利益率が3.3%から8.9%に向上!

個別機能訓練加算ⅠおよびⅡが売り上げに貢献するイメージを持っていただくために、以下のシミュレーションをご紹介します。

シミュレーション結果では、新たに個別機能訓練加算ⅠおよびⅡを算定することで、売り上げは10.3%向上し、利益率は3.3%から8.9%に向上しました。

<シミュレーションの前提条件>

  1. ①地域単価(東京都23区内):10.9円/単位
  2. ②平均利用人数(要介護)/日:30人
  3. ③営業日数/月:26日
  4. ④常勤専従機能訓練指導員公休日数/月:4日
  5. ⑤個別機能訓練加算Ⅰ:46単位/日
  6. ⑥個別機能訓練加算Ⅱ:56単位/日
  7. ⑦売上単価(個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱ含まず) = 10,000円/日
     売上単価想定:要介護度2、入浴加算、送迎加算、食事費の算定を想定

<加算を算定しない場合>

⑧売り上げ 10,000円/日×26日×30人 = 7,800,000円
⑨利益 7,800,000円×0.033(全国平均利益率 3.3%) = 257,400円

<個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱのみ>

個別機能訓練加算Ⅰの売り上げ = (((②×(③ – ④))×⑤))×① = 330,924円
個別機能訓練加算Ⅱの売り上げ = (((②×③))×⑥)×①=476,112円
⑩個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの売り上げ = 330,924円 + 476,112円 = 807,036円
⑪個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの利益 = ⑩ – 人件費(30,000円) = 807,036円 – 30,000円 = 507,036円

<加算を算定した場合(加算を算定しない場合+個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱのみ)の売り上げと利益>

⑫売り上げ ⑧ + ⑩ = 7,800,000円 + 807,036円 = 8,607,036円
⑬利益 ⑨ + ⑪ = 257,400円 + 507,036円 = 764,436円

利益率(個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱ含む) = ⑬ ÷ ⑫ ≒ 8.9%

※個別機能訓練加算Ⅰの人件費は300,000円/月を想定。
個別機能訓練加算Ⅱの人件費は看護師連携を想定。在籍している看護師で算定を行うため0円/月。

個別機能訓練加算ⅠおよびⅡが未算定の場合は、「はやまる」で加算取得支援を行い、貴法人の利益率向上に貢献いたします。